「ブラコン・・・」。80年代初頭、ブラックコンテンポラリーミュージックを略してブラコン。骨太で重いファンクとは異なり、モダンでアーバンでお洒落なブラックミュージック(当時はこういう表現がまかり通っていた)がもてはやされた。どんなマイナーなバンドであってもレコードの帯に「ブラコン」とあるだけで、胸ときめいた時代。今、「ブラコン」と聞いて、ブラックコンテンポラリーミュージックの略だと理解できる人はいるか?「ブラコン」で検索してみると、アニメの「ブラザーズコンフリクト」略してブラコン。中にはブラザーコンプレックスだと・・・。もうブラコンのクエリー(検索ワード)は今の時代では検索されないのか・・・。当時は西海岸の大人なロックミュージックとしてAORなんてのがあって、それに対抗して、ソウルミュージックとかファンクじゃ通じない、もっとオシャレさを狙ったジャンル的な。
ミシシッピー州ジャクソン出身の実力派ファンク・バンド、ウィンドチャイムスは80年代初頭を飾った、「ブラコンバンド」。ウィンドチャイムスは日本版が出ていた記憶がないが、82年当時住んでいた町田にあったジョルナJornaというファッションビルの地下一階にあった輸入レコード店LA (L.A.)でプレイ、紹介されていて記憶に残っている。このウィンドチャイムスの中でもっともお気に入りが、元キャメオのアンソニー・ロケットをプロデューサーに迎えリリースした82年発表の記念すべきデビュー・アルバム『Arrival』の中にあるこの曲Body Rapだ。洗練された音に彼らの美しいコーラスが印象的。
Body Rap/Wynd Chymes(’82) SoulFlava Rank 101位
1982年 昭和57年
ホテルニュージャパン火災
日本航空350便(羽田沖)墜落事故/500円硬貨発行
テレホンカード発行(カード式公衆電話が全国に普及開始)
6月:東北新幹線開業
7月:昭和57年7月豪雨(長崎大水害)
11月:上越新幹線開業
11月:中央自動車道全通
[流行歌]北酒場/赤いスイートピー/待つわ
[公開映画]蒲田行進曲/セーラー服と機関銃
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原宿ピテカントロプス開店
大阪マハラジャ開店
大阪ジジック
歌舞伎町ディスコ女子中学生殺人事件
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