2017年の<第59回グラミー賞>授賞式でプリンスの追悼パフォーマンスとして「Jungle Love」「The Bird」を披露したモーリス・デイ。そのモーリス・デイ&タイムが2019年6月に来日する。
1981年にミネアポリスで結成され、結成40年近くになる老舗ファンクバンド。(なんと現在はThe Original 7venと言う名前で今も活躍中なのだ。)プリンスファミリーとして有名だが、それ以上にブラックミュージックを代表するプロデューサー、ジミージャム&テリールイスが在籍していたことでも有名だ。また今回来日するジェリービーンジョンソンやモンテ・ムアの二人や、またジェシージョンソンなど、モーリスデイも含めれば、非常に才能あふれるアーティスを抱えたバンドだった。それゆえに、プリンスとの確執やバンド内の混乱も起こり、ジャム&ルイスという大物も脱退してしまった。
タイムと言えば、モーリスデイの個性、そして777-9311のファンクネス、Jungle Loveのバードダンス、そしてジミージャム&テリールイスプロデュースによるFishnetの洗練されたファンクネスと、プリンスに比して劣らない音楽性のバリエーションが楽しめる。ブラックミュージックを語る上でタイムの存在は欠かせない。そのファンクネスを6月しっかり体感したい。