FUNK

After The Dance Is Through/Krystol、女子高生が有名プロデューサーとハンバーガーショップで(’84)

  Krystolはロスアンゼルス出身のガールグループ。クリストルは最初はCrystal Blueと名乗っていたらしい。そんな彼女たちがロスのハンバーガーカフェで有名プロデューサーと出会いデビューしたのが1984年。デビューアルバムは「Gettin’ Ready」。 有名プロデューサーとは、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのLeon SylversⅢ レオンシルヴァース3世その人。彼自身のバンドはもちろんシャラマーやウィスパーズ、ミッドナイトスター、などソーラーレーベルで次から次へとヒットを生み出していた敏腕プロデューサーだ。特にロスを中心とした西海岸のR&Bの代表的なサウンド音作りをしていた。
  その彼が手がけたデビューアルバムからのシングルカットがこのAfter The Dance Is Through (12″ Electro Disco-Funk 1984)だ。まだまだ当時はガールズグループが流行のサウンドで歌ってみた感は強いが、シンプルでファンキーな一曲になっている。ボーカルは当時80年代のシュープリームスと形容されるレベルのロビーダンジー。Krystolはその後三人グループになり、89年の「I Suggest U Don’t Let Go」まで4作のアルバムをリリース。最後となったアルバムでの成長ぶりは一聴の価値ありです。特にスローナンバーでの力量には驚かされます。5年間でその姿を消したようだが、最終アルバムに至るまで、3作はAppleMusicで聴くことができる。女子高生から大人の女性になるまでの成長を楽しんでみてはいかが?




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