池袋と言えば、ソウル、R&Bファンにはあまり馴染み無い土地かもしれません。ただ昭和の時代にはファンキーな大箱アダムズアップルなど侮れないディスコがあったエリア。その後に伝説のソウルバーとして、ロジャートラウトマン率いるZapp同名のバー、Zappが誕生、池袋最大のソウルバーとして君臨しています。場所は池袋駅西口あるいは北口から徒歩3分。雑多な繁華街にあります。
訪れるのは何年ぶりのことでしょうか?
変わらず地下に降る階段にはロジャーが、迎え入れてくれます。この地下に降りる期待感、聞こえてくる重低音、たまりません。なぜクラブやディスコの暗い地下感はこうも怪しくまた淫靡な覚醒をもよおすのでしょうか?

店内には、カウンターとラウンドテーブル、そして奥には対面のテーブルコーナーがあります。もちろんサウンドは、無骨なファンクミュージックの世界。ファンクやソウルの世界に免疫なき人は、慣れるまで時間を要することでしょう。このサウンドとこの暗がりと酒を酌み交わす会話。まさにファンクネスなソウルフルな時間が過ぎていきます。
あー、これですね。昔読み耽った山田詠美の世界です。ここに魅惑的な香水の香りが漂えば。
やはりこの世界に合うのは気だるく甘美なカクテルでしょう。甘く妖艶な光を反射させるカクテルこそ、大人世界のネオンサインでした。
と言うわけで池袋ソウルバーZappは昔と変わらぬままの音楽とファンクネスとダークネスのままでした。80年代の時代にタイムスリップできるレアなこのお店、いつまでも黒く輝いて欲しいソウルバーの名店です。

🔸池袋ZAPPにインスパイア で選ぶSoulFlavaな一曲
■E.P.M.D.「You Gots to Chill」──東海岸ヒップホップ×オハイオ・ファンクの“奇跡の合体”
1988年、デビュー作『Strictly Business』から放たれたEPMD「You Gots to Chill」は、Zappの「More Bounce~」を大胆にサンプリングし、東海岸に“重低音の余白”をもたらした革命的トラック。EPMDの二人、Erick SermonとParrish Smithは、当時のNYヒップホップにしては珍しく、
- あえて“抜けたグルーヴ”
- ゆったりしたテンポ
- 低域で押すシンプルなビート
を選び、Zappの跳ねるファンクをそのまま“ヒップホップの骨格”に移植した。この曲によって、ZappのファンクはヒップホップのDNAへ正式に組み込まれたと言ってもいい。




















