ハワードジョンソン、と聞くと、アメリカに住んでいるとか旅行に行かれたことがあると、老舗ホテルチェーンを思い出す人もいるかもしれない。またはMLBの有名な選手にもハワードジョンソンがいた。しかしブラックミュージック界で、ハワードジョンソンといえば、82年のソロデビューしたハワードジョンソンその人である。ソロデビュー、つまりソロデビュー前にはナイトフライトNiteFlyteというデュオの一人だった(らしい)。そのソロデビューアルバムは、カシーフ、ポールローレンス、モリーブラウン(マイティ・M・プロダクション)の豪華プロデュース陣。80年代のニューヨークサウンドをクリエイトしまくった3人だ。メルバムーア、イブリンキング、リロトーマス、など、もちろんカシーフやポールロレンス自身もアルバムを出し、その手のサウンドはまさに80年代を代表する音になった。アルバムKeepin’Love Newにはシングルカットされた代表曲、So Fineが米国では売れたが、日本ではクラブでのプレイもいまいちではあった。しかし、マニアの間では今でも支持されるアーバンダンスミュージックだ。アルバムは、聴けば聴くほど味が出る作品になっている。カシーフのプロデシュースした他ミュージシャンのアルバムも同様の傾向で、最初の印象は「あっさり」なんだが、どんどんその味わいの深さに感動してしまう。その味わいは出汁の効いた塩ラーメンのごとくだ。So Fineはシンプルだが、クラブのフロアでプレイしてこそその重低音がしみいるはずだ。今日ここではこのアルバムではもっともお気に入りのアルバムタイトル曲、Keepin’Love Newを紹介しよう。
ソロデビュー後、システムのプロデュースによるアルバムも出したがそれはバツ印。手を出さないが懸命。
1982年昭和57年
ホテルニュージャパン火災
日本航空350便(羽田沖)墜落事故/500円硬貨発行
テレホンカード発行(カード式公衆電話が全国に普及開始)
6月:東北新幹線開業
7月:昭和57年7月豪雨(長崎大水害)
11月:上越新幹線開業
11月:中央自動車道全通
[流行歌]北酒場/赤いスイートピー/待つわ
[公開映画]蒲田行進曲/セーラー服と機関銃
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