70年代デビューのファンクバンドやアーティストが80年代に入ると、時代を代表する音の流行をうまく取り入れ、その時々の音色に変化し、評価されている。西海岸ではレオンシルバーズⅢに代表されるソーラーサウンド(ウィスパーズ、シャラマーなど)東海岸ではジミージャム&テリールイス(SOSバンド、Change、JanetJacksonなど) やカシーフ(ジョージベンソン、メルバムーア )などである。彼らプロデューサーの手にかかると過去の音楽性は薄められ、その手による演出によって時代の音に見事に変化する様は、80年代のブラックミュージックを楽しみ方の一つである。
今日紹介するCashflowもそうした流れの一つ。ファンク系サウンドでは80年代ではビルカーティスやエムトゥーメ、そしてCameoの大黒柱、ラリーブラックマンが時代の音を作り出すプロデューサーであった。そのラリーブラックマンによって見出されたのがこのCashflowである。彼らのアルバムがリリースされたのが、86年だから、ちょうどCameoはWord Up(R&B・シングル・チャートの1位、ポップでも6位を獲得),Candyなどで80年代で最高の時期を迎えていた頃だった。そんな時リーダーのラリーがアトランタで見出したのだ。アルバム全体はCameo色に溢れ、当時のCameo人気の乗っかる形で、アルバムからもParty Freakなどのヒットを生み出した。Mine all mineはアルバムからの2曲目のシングルカット。ミディアムでメロディアス、そしてホーンセクションもからむ好曲。
Mine all mine/Cashflow (’86) SoulFlava Rank 252位
1986年 昭和61年
アメリカ・スペースシャトル、チャレンジャー号爆発事故
中野富士見中学いじめ自殺事件/男女雇用機会均等法施行
ソ連・チェルノブイリ原子力発電所事故
ダイアナ妃来日(ダイアナフィーバー)/バブル経済(~1991)
円高不況
岡田有希子自殺
たけし、フライデーに殴り込み
ボディコンの流行
5月:東京サミット
11月:伊豆大島(三原山)噴火
[話題・流行]朝シャン
[流行歌]雪国/時の流れに身をまかせ/仮面舞踏会
[公開映画]バック・トゥ・ザ・フューチャー/グーニーズ/子猫物語
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